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 昌徳宮


昌徳宮
遺産形態 文化遺産
遺産名称 昌徳宮
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遺産規模 およそ1平方キロメートル
所在地 大韓民国ソウル市内北部
位置図 位置図
地理(周辺状況) 大韓民国の首都。面積は日本の東京23区とほぼ同じ。気温は冬期最低摂氏-12度前後、夏期最高摂氏34度前後で春秋が短い。7〜9月にかけて降水量が多い。
世界遺産登録状況 登録基準 (2)ある期間ないしはある文化圏に於いて、芸術や技術の発展をもたらした重要な文化交流を示すもの
(3)現存するもの或いはすでに消滅した、ある文化や文明の極めて貴重な証拠
(4)人類の歴史上、重要な時代を物語る優れた実例
登録年月日 1997年
危機遺産登録 なし
成立時期(時代等) 1405年
遺産概要 朝鮮時代に首都である漢城には景福宮・昌徳宮・昌慶宮・慶熈宮・徳寿宮等の諸宮が営まれている。この内、隣接して営まれた昌徳宮、昌慶宮またこれと共に重要施設である宗廟が連接することから朝鮮時代に重要な一角であったと考えられる。昌徳宮は朝鮮王朝第三代太宗五年(1405)に景福宮の離宮として作られた宮闕で創建時は昌徳宮の正殿である仁政殿を初めとする重要な殿閣が完成した。その後、太祖十二年(1412)には敦化門が建立され、世宗九年(1463)には約六万二千坪の後苑を広げ十五万坪の規模に拡大した。しかし、文禄の役(1592)に際し、景福宮などと共に消失してしまった。光海君元年(1609)に復興するが、純祖三年(1803)に再び消失、翌年に再建されている。現在見られる姿はこの時の再建の建物である。仁政殿は正面五間、側面四間、重層入母屋造りの重厚な建築で、内部中央には王座が据えられている。仁政殿は日本植民地時代に電気照明の設置など改変が加えられていたため、復元作業を行い旧状を取り戻した。昌徳宮は現在、史跡第122号に指定、管理されている。昌徳宮内の主要文化財は敦化門(宝物第383号)、仁政門(宝物第813号)、仁政殿(国宝第225号)等で、これ以外にも多くの建造物が国により指定され保護されている。

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