国際会議2023を開催しました。
2023.12.19
12月13日・14日に、奈良県コンベンションセンターにて国際会議2023「アジア太平洋地域における文化財防災の現状と課題−災害へのレジリエンスを高めるための減災の取り組みと事前の備え−」を開催しました。
今年は、2021年度より続けてきた文化財防災をテーマにした会議のまとめの年であり、日本の専門家をはじめ、中国、インドネシア、マレーシア、ネパール、ニュージーランド、ICCROMの専門家10名をパネリストとしてお迎えし、減災に向けた取り組みについて議論を行いました。
15日はパネリストのみでエクスカーションを行いました。町並み保存の事例として、奈良県橿原市にある重要伝統的建造物群保存地区である今井町を訪れ、現地の保存や防災について学びました。
午後からは天理市のなら歴史芸術文化村を訪れました。文化財修復工房の見学ツアーに参加し、奈良の特色ある文化財の様々な修復技術についてお話を伺いました。参加者は、文化財修復を公開する施設としての文化村のコンセプトに関心をもち、多くの質問が寄せられました。
最後に、会議には多くのオブザーバーの皆様にもご参加いただきました。ありがとうございました。