ICOMOS CIF 2022 シンポジウム

9月26−27日イタリア・フィレンツェで開催された ICOMOS CIF 2022 シンポジウムでACCU奈良が発表しました。

2022.10.11

9月26日〜27日、フィレンツェのAuditorium al Duomoにて、ICOMOS CIF 2022 シンポジウム 「Advancing Education for Architectural Conservation 」が開催されました。シンポジウムは、建築遺産の保護に必要な教育・トレーニングが中心で、専門家の能力と認定に関する課題を明らかにすることを目的として開催されました。
ACCU奈良の発表は、「集団研修-木造建造物の保存と修復-」の実施内容を中心に、全ての事業について紹介しました。ACCU奈良の歴史と研修の目的・内容、テーマ、応募対象国のほか、今年の集団研修で初めて行った、日本の修理現場からのオンライン講義など、新たな取組についても紹介しました。

他機関の報告では欧米の事例情報が多かったため、ACCU奈良の発表後には、日本とアジアにおける研修内容や修理技術者の能力認定のシステムやクオリティコントロールの設定方法などの質問が寄せられました。