文化遺産ワークショップ2023（インドネシア共和国）を開催しました
2023.10.31
10月16日から21日までの6日間、インドネシア共和国・ジョグジャカルタにて「文化遺産ワークショップ」を開催しました。
本ワークショップは各国の課題をテーマに取り上げ、日本から専門家の方々を講師として派遣し実施しており、本年度は「文化遺産の危機管理計画」をテーマに、新たに世界遺産として登録された「ジョグジャカルタの世界軸と歴史的建造物群」にも含まれるタマンサリとカウマン地区にて実施しました。
インドネシア政府の関係機関に所属するインドネシア各地の文化財専門家18名が研修生として集まり、講義や実習を含めた6日間のカリキュラムに参加しました。実習では、研修生たちがタマンサリとカウマンの2か所に分かれ、各地の文化遺産としての価値を改めて把握するとともに、実際の防災設備や避難場所などを調査しました。そして、地震や火災などの災害を想定した危機管理計画について検討し、最終発表を行いました。
ワークショップの中で、研修生全員がとても積極的に意見交換を行い、講義や実習に取り組んでいた姿が印象的でした。
今後、本ワークショップで学んだ知識とともにインドネシア各地で活躍するものと期待しています。