文化遺産ワークショップをベトナムで開催しました(10月21日〜10月26日)
2024.11.12
10月21日から26日の6日間、ベトナムのホーチミン市とラムドン省カッティエンにおいて文化遺産ワークショップを開催しました。
本年度は、ベトナム南部社会科学院考古学研究センターとの共催で、
「考古遺跡・博物館収蔵品の3D記録とその活用」をテーマにカッティエン考古遺跡と考古博物館にて
フォトグラメトリ(SfM-MVS)の実習を行いました。
日本からは、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所の山口欧志先生、
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館の鈴木朋美先生に講師としてご出席いただき、
3D記録におけるメリット、デメリットを説明し、実務で記録方法を選択できる知識を伝えるとと同時に、
3Dデータ作成の流れ、日本における3Dデータの活用方法など幅広くご説明いただきました。
参加者はベトナム南部社会科学院考古学研究センターやベトナム各地の博物館所属する文化財担当者15名が参加し、
積極的に遺跡の三次元記録を学び、そのデータ解析の手法を学びました。
今後、各地にて本ワークショップで得た技術や知識を活用していくことを願います。
最後に、本ワークショップの開催にあたり、ご協力いただきました在ホーチミン日本国総領事館、
ベトナム南部社会科学院考古学研究センター、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所、
奈良県立橿原考古学研究所の皆様に御礼申し上げます。