研修事業

集団研修

アジア太平洋地域の対象国から16名の文化遺産保存修復の専門家を招く専門研修を毎年実施しています。「考古学」と「木造建造物」の2つのテーマを隔年で設定し、奈良県内や近郊の遺跡や寺社を訪れて、日本の文化遺産保護の知識や技術を習得することを目的としています。

  • 研修期間:1カ月程度
  • 参加者数:16名程度(16カ国)
  • 参加者総数:314名(37カ国)2000~2020年度
集団研修
集団研修

個別テーマ研修/個人研修

文化遺産保護が緊急課題となっている国から研修生を招き、その国の個別課題に対応した専門研修を実施しています。特定のテーマについて独自編成されたカリキュラムの下、少人数で研修が行うことで、参加者がより専門的な知識や技術の習得できることを目的としています。

  • 研修期間:1カ月程度
  • 参加者数:3~6名(2~3カ国)
  • 参加者総数:108名(25カ国)2000~2020年度
個別テーマ研修/個人研修
個別テーマ研修/個人研修
年度 研修テーマ 参加者(国)
2023 デジタル技術を用いた考古遺物の記録・保存・展示 8(カザフスタン3,キルギス2、ウズベキスタン2、タジキスタン1)
2022 考古遺跡における三次元記録法(オンライン) 10(ベトナム)
2021 文化財建造物の写真記録(オンライン) 8 (インドネシア)
2020 リビングヘリテージの管理活用(オンライン) 22 (ブータン)
2019 博物館収蔵品の記録と保存活用 6 (キルギス2、タジキスタン2、ウズベキスタン2)
2018 博物館収蔵品の保存科学 5 (アフガニスタン、バングラデシュ、パキスタン)

▼過去の研修事業を表示

年度 研修テーマ 参加者(国)
2017 博物館学 6 (フィジー、パプアニューギニア、ソロモン諸島)
2016 博物館学 6(カンボジア、ラオス、ミャンマー)
2015 博物館学 6(モルディブ、ネパール、スリランカ)
2014 遺跡と遺物の調査・保存・管理・活用 3 (ブータン)
2014 文化遺産の写真記録とデジタルデータの活用 2 (バヌアツ)
2013 遺跡と遺物の調査・保存・管理 3(バングラデシュ)
2013 遺跡の記録 2 (キリバス)
2012 歴史的建造物の保存と記録 3 (インドネシア)
2011 歴史的建造物の保存と記録 3 (インドネシア)
2010 遺跡と遺物の記録 3 (モンゴル)
2009 遺跡と遺物の記録 3 (モンゴル)
2009 文化財の保存と記録 3 (ラオス)
2008 保存科学 3 (カンボジア)
2008 遺跡の保存整備 3 (Uズベキスタン)
2007 歴史的建造物と町並み保存 2 (モルジブ)
2007 博物館学 3 (ベトナム)
2006 博物館学 2 (ベトナム)
2006 博物館学 2 (パラオ)
2005 博物館学 2 (フィジー)
2005 遺跡の測量調査 1 (ネパール)
2004 保存科学 2 (中国)
2004 考古遺跡と遺物の調査 1 (ミクロネシア)
2003 写真記録 1 (ベトナム)
2003 保存科学 2 (アフガニスタン)
2002 文化遺産保/埋蔵文化財の展示法/ 保存科学 3 (アフガニスタン、カンボジア、中国)
2001 文化遺産保護 2 (カンボジア、韓国)
2000 文化遺産保護(保存科学) 3 (中国、ミャンマー、ネパール)

ワークショップ

アジア太平洋地域の現地に講師を派遣し、文化遺産保護の専門家に対して、その地域の実情に即した実践的研修を行っています。

  • 研修期間:10日間程度
  • 参加者数:15~20名
  • 参加者総数:231名(11カ国)2007~2020年度
ワークショップ
ワークショップ
年度 開催国 研修テーマ 参加者
2023 インドネシア
(ジョグジャカルタ)
文化遺産の危機管理計画 インドネシア政府教育文化研究技術省文化遺産保護局、
ジョグジャカルタ特別州政府などに所属する
文化財専門家18名
2022 カザフスタン
(オンライン)
博物館業務におけるデジタル技術の活用 カザフスタン国内の博物館・研究所などで、
文化財の調査・保存・活用の職務に従事する
文化財専門家12名
2021 ミャンマー
(オンライン)
考古遺物の写真記録 ミャンマー国内の博物館・資料館などの施設で、
収蔵文化財の調査・保存・活用の職務に従事する
職員15名
2020 スリランカ
(オンライン)
博物館収蔵品の写真撮影技法 文化財写真の撮影技法 考古局・国立博物館局所属の
職員20名
2019 カンボジア
(プノンペン)
博物館収蔵品の写真撮影技法 博物館・文化遺産保護関係機関など所属の
職員18名
2018 フィジー
(スバ)
博物館収蔵品の記録法(実測・拓本・写真) 博物館・文化遺産保護関係機関など所属の
職員15名

▼過去の研修事業を表示

年度 開催国 研修テーマ 参加者
2017 ネパール
(カトマンズ)
文化遺産の写真記録とデータの管理活用 政府考古局・博物館所属の
職員20名
2016 フィリピン
(カビテ州・カウィット)
木造建造物の記録方法 国家歴史委員会・博物館所属の
職員15名
2015 ブータン
(ティンプー)
文化遺産の写真記録とデジタルデータの管理活用 文化遺産保護部局・博物館所属の
職員20名
2014 バングラデシュ
(ダッカ)
考古遺物の記録方法 文化遺産保護部局・博物館所属の
職員20名
2013 スリランカ
(キャンディ)
木造建造物の調査・記録方法と修理・管理方針の策定 文化遺産保護部局・博物館所属の
職員15名
2012 インドネシア
(マルダプラ)
木造建造物の調査・記録方法と修理・管理方針の策定 文化遺産保護部局所属の
職員18名
2011 モンゴル
(ウランバートル)
遺物の実測方法及び遺物写真撮影技術等 研究機関・博物館所属の
研究員15名
2010 ラオス
(ビエンチャン)
遺物の実測方法及び遺物写真撮影技術等 研究機関・博物館所属の
研究員15名
2009 ベトナム
(ホイアン)
2009 木造建造物の調査・記録法と修理・管理方針の策定/ 研究機関・博物館等所属の
研究員16名
2008 ウズベキスタン
(タシュケント)
遺物の実測方法及び遺物写真撮影技術等 研究機関・博物館所属の
研究員14名
2007 カンボジア王国
(シェムリアップ)
遺物の実測方法及び遺物写真撮影技術等 アンコール地域遺跡保護整備局
(APSARA)
所属研究員15名